◤ COLUMN!! ◢ サトウキビ

沖縄県の基幹作物である「サトウキビ」。冬から春の収穫時期になると、サトウキビを満載し、たトラックが生産地域の近くにある製糖工場へ頻繁に出入りする光景が見られ、辺りにはなんともいえない香りが漂います。 その搾り汁は砂糖や調味料の原料になりますし、もちろん茎の部分は、皮をはいでワイルドにそのまましゃぶってもおいしくいただけます。
また、搾りかす(バガス)は製糖工場の燃料のほか、バイオマスエタノールという再生可能な自然エネルギー資源として期待され研究が進んでいます。葉の部分は家畜の飼料のほか、ウージ染めという染物の染料としても利用されています。

そのほか、旧盆のときには仏壇の左右に供える慣習があり、適度な長さにカットされた茎の部分がスーパーなどでも売られています。これは「グーサンウージ」といわれ、ご先祖様があの世へ戻られる際の杖や担ぎ棒として利用されるのだそうです

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